リンダリンダリンダ、の巻

リンダリンダリンダ」を観る。最近涙腺がゆるいのと、そしてその歌がもつ力があいまって、「リンダリンダ」まともに聞くと泣きそうになる。きっとバカが付くくらい愚直な言葉。だけど、とびきり素直で、こうありたい自分を痛々しいくらいさらけだした言葉。ひょんなことからボーカルを務めることになったソンさん(ペ・ドゥナ)は、初めてその歌をヘッドフォンで聞きながら泣いた。本人からの答えはない。けど、ひとりぼっちじゃなくなったことと、そんな「リンダリンダ」の歌詞に心のひだをふるわされたからではなかろうか、なんて思った。ラストの文化祭のステージで、いくつかの小さな物語が残されたまま映画は終わる。でもそれでいいんだ。だって彼女らは「終わらない歌」を歌っているのだから。

今日買ったCD:夏待ちレスター「あの日、僕らは夏だった」