夏休みの読書感想文、の巻

まとめて・・・

「荒野」桜庭一樹氏・著 読了。
元はファミ通文庫だかで1、2巻まで出てたらしい。
それが書き下ろしをまとめて1冊に。
若い読者層向けで、実際かわいい荒野ちゃん(人名なのだ)みたいな
感想も見受けられたけど、いやいや全く! なんだか女性の業っつーか、
恋愛面での怨念っつーか、なんだかドロドロした感じで、最後に荒野が
自分はそんなことにはなんないぞ、みたいなモノローグがあったけど、
きっとそうはいかないに違いない、って感じがにじみ出てるような
気がして、ぐったりとしたのでした。

荒野

荒野



「フロスト気質」R・D・ウイングフィールド氏・著 読了。
待ちに待ったフロスト警部シリーズ。おお、ついに上下巻か。
フロスト警部の下品ギャグにニヤリと笑いながら、あまりのむくわれなさに
気の毒になりながら、あまりの行き当たりばったりさに「おいおい」と
ツッコミながら、夢中になって一気に読んでしまった。
あ〜、おもしろかった。



「ぼくは落ち着きがない」長嶋有氏・著 読了
主人公の女の子が、いい感じでいろんなコトに引っかかる。
見上げるでもなく、見下げるでもなく、身の回りのこと、いろんな人の
行動、気持ちに直面したときに思うコト。
それが、いちいち自分の気持ちにも引っかかる。
表紙裏の登場人物のその後は、蛇足のような気がするなぁ。
いや、永遠に続くような気がしたその季節は、
実はほんの一瞬で過ぎてしまうもので、
人生の中でも別次元だってことをイヤでも思わせる仕掛けなのかいな。

ぼくは落ち着きがない

ぼくは落ち着きがない



今日買ったCD

flipper’s players~タイへ行くつもりじゃなかった~

flipper’s players~タイへ行くつもりじゃなかった~

[rakuten:guruguru2:10456685:detail]