みちのくの仏像と談春師匠、の巻

endoh-sun2009-02-07

イベント満載(といっても2つ)の土曜。


まずは「平泉〜みちのく浄土〜」
http://museum.city.fukuoka.jp/jf/2008/hiraizumi/index.html
を見に福岡市博物館へ。


中尊寺金色堂のあれやこれやが展示ってんで、
金ぴかの仏像ばかりか!? と思っていたら実は実は、
鉈彫りの木目削り目も荒々しい東北の仏像がいろいろいらっしゃる。
いつも見ている奈良のそれとは違った、
原始的で激しい力を放っていました。
なかには「なんだこりゃ〜」と力が抜けるような造形の
仏像さんもいらっしゃって、
逆にそういうのに惹かれてしまいました。


お昼は、いつも行列の絶えない「ひょうたん寿司
(ソラリア地下)に初挑戦。
ネタの魚が甘くてなかなか美味でした。


そして「立川談春独演会」です。
生志さんの真打昇進の会以来です。
ちょっと右側すぎましたが
前から2列目というドキドキの席。
結果から言えば、最高に楽しい会でした。


出ばやしとともに登場した談春さん。
まくらが冴える冴える。
会場の照明の話の流れから
東横落語会の凄さの話、
昨年11月の天神落語まつりで鶴瓶師匠、
昇太師匠との3人の会の時の話、
福岡で粗忽長屋を彷彿させる事件がおきて、
それを新聞で読んで爆笑した話、
テレビ番組「情熱大陸」の裏話までたっぷり。


長いまくらに続いてさらっと「紙入れ」を演じたあと、
中入りを挟んで「妾馬」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%BE%E9%A6%AC
前半のハチ公はとことんおバカでちゃらんぽらんで、
後半、お殿様の前でお酒を飲んで、
酔っぱらったようでいて実は、人間の心の襞をつつく
台詞を語るハチ公は人情味にあふれていて。
「爆笑」から「ほろり」へ、緩急のバランスが抜群で、
十二分に噺を堪能させていただきました。


最後は、この「天神毎日落語会」の発展を祈念して、
会場のみんなで三本締め。


夏にもまた来福されるとのこと。チケットが取れたらいいなぁ。


P.S
公演中に携帯電話の着信音を鳴らした馬鹿野郎が
3人もいました。いったい世の中どうなってんだ・・・。