映画「まちや紳士録」の巻

映画の中で、町並み保存で活躍してる内子町の人が、
地域の団体をソデにする役所を称して、
町民を自分たちのいいようにコントロールしたいんだよ、って言う。
官僚や政治家じゃあるまいし、そんなこと考えてるやつなんて、
(たぶん、殆ど)いねぇよ、ってそこでは思ったんだけど、
これまた映画にでてきた、
町並み保存地区になるのを是としなかった人にとっては、
納得できる説明もなく自分のとこも含めて伝建地区を設定した役所は、
まさにそれだったのかなぁ。
視点を少しずらせば、見えてくるものはずいぶん変わってくる。
何が是か非かの判断は難しいけど、昔からあるものを大事にして、
次の時代に繋げていくことや、その役割を引き受けることは、
決意がいること。
この映画は、自分の生涯を賭してやるべきことを見つけた人の物語。
町並み保存に取り組む人たちや、移り住んできた人、そしてこの映画の監督。
たくさんの人に見てもらえるといいなぁ。
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