細野さんのライブ、の巻

 今日は細野晴臣サンのコンサート@西南大学。開演は19時30分。当初は今日1日仕事お休みして出かける予定だった。んが、仕事が押し押しで、昨日までは昼から休もうと思っていました。だけど仕事が終わらない。今日の午前中までは、15時から休もうと思っていました。だけど仕事が終わらない。

 結局職場から駆けだしたのは17時30分。うえ〜ん(涙)

 車をすっ飛ばし、実家でスクーターに乗り換えて駅まで(職場と駅の直線上に実家があるのです)。着いて3分も待たないうちに急行が来たので飛び乗って、西鉄福岡天神駅着。すでに19時10分。地下鉄まで猛ダッシュ! ホームに着くと同時にやってきた地下鉄に飛び乗り西新駅へ。駅から会場まで、これまた猛ダッシュ!!

 がんばってみるもんだ。まだ開演してないっ!! つーか、席について3分も経たない内に客電がおちて、東京シャイネスが現れた! この東京シャイネス、マンドリンワールドスタンダード鈴木惣一郎、ギター高野寛、ドラム浜口茂外也、ペダルスチールに高田蓮などなど、かなりの豪華メンバー。そして御大、細野晴臣氏。

 YMOで、テクノな印象が強いけど、この日のセットはアコースティック。ああ、生細野!! 氏のライブを生で見るのは初めて。

 ステージ中央の椅子に浅く腰掛け、かなりゆったりした格好でギターをつま弾きだした。このメロディーは映画「第3の男」のテーマだ。「ろっかばいまいべいびい」「ももんが」と続く。YMOからは僕の大好きな「Lotus Love」。アコースティックでやるとこうなるんだ! と驚きの1曲。メロディーの美しさが、またひときわ際だちます。

 「どうも、細野晴臣と東京ロマンチカです」ほぼ1曲ごとにMCが入る。これがいちいち面白い。人前でギターを弾くのが恥ずかしかったり、娘さんに「感謝の気持ちが足りない」と怒られてたり、部屋が汚かったり。あんまし細野さんの話とか聞いたりする機会がないから、とても新鮮。

 かなりウケたのが、ステージドリンク。ふつう、ペットボトルのミネラルウォーターじゃないのさ。ところが細野さん、おもむろに白い急須を取り出し、「日本茶です」と湯飲みにお茶を注いでズズズッ・・・ やられました。

 休憩を挟み、「香港ブルース」「ブラックピーナッツ」と続きます。ニューオリンズや沖縄、南国風味のミクスチャーで、ペダルスチールの響きも気持ちよく、すっかり楽園気分。

 「HOSONO HOUSE」から「終わりの季節」ときて、最後が「はらいそ」。観客は総立ちで拍手+アンコール。そして出てきた細野さん「この曲難しいんです」と言いながらが演奏したのは・・・「風をあつめて」! うーん、やはり名曲です。そしてHISの「しあわせハッピー」で2度目の締め。やはり総立ち+アンコールで、なんと3度目の登場! スケッチショウから「・・・(タイトル失念)」を最後に披露して、幕。

 たっぷり2時間以上、細野さんの世界につかりました。いや〜、あっという間だったなぁ。それにしても、細野さんの歌声っていいよな〜。ひっさしぶりのソロアルバムの製作に明日から(!)入るとのこと。期待してます!