ムーンライダーズライブ、の巻

 3列目2番。いちばん端っこ。これは何かというと、行ってきましたよ。ムーンライダーズライブ(at DRUM LOGOS)。


 ロゴスで指定席って初めて。で、入ってみてびっくり、一面のパイプイス。へー、こうやんだ、と3列目2番へ。ステージむかって右端。マイクの位置を見るに、たぶん左端は慶一さんか。でも中央にあるのはたぶんサンプラー。ということはもしかして慶・・・?


 客入れの音楽はなし。珍しいなと思っていると客電が落ちた。黒の上下に帽子のメンバーが入ってきた! うおう、久しぶりの生ライダーズ! 武川さんは帽子と服のせいか、まるで昭和の番長みたいだ! で立ち位置は・・・左端に武川さんがきた。中央が慶一さん! 何かで端っこがいいみたいなことを言っていたのに中央とは・・・★ で、全く見えないのが岡田徹さん。どれくらい見えていなかったかというと「誰か歌ってるけど誰も口が動いてないぞ。サンプラーか同期させてんのか・・・あ、岡田さんかぁ!」ってなるくらい。


 しばらくはMCなし。曲間の拍手すらできないようなカチッとしたステージングでニューアルバムからの曲が進んでいく。う〜ん、どれも素晴らしい。サポートドラムの矢部さんの音は堅く鋭い。ステージ背面の壁に写真や骸骨のイラストのコラージュが映し出される。ここでこういう演出やんのは初めて見た。


 初めてのMCはもう中盤まできたってことのお知らせ。


 かしぶちさんをフューチャーしての演奏は「砂丘」。メロディーが美しすぎる。ギュッと締め付けられる。「シナ海」なんて曲も演奏される。「ニットキャップマン〜外伝」ときて、来ましたよ! 白井良明「トンピクレンッ子」! スタンディングだ! 腕を突き上げて盛り上がる観客。「BEATITUDE」「ダイナマイトとクールガイ」新曲「Cool Dynamo,Right on」・・・大合唱鳴りやまず。アンコールでは「Don't trust over 3,4,5・・・60!」あはは、もう片手の指じゃ足りないや。そして演奏を重ねるたびに早さと激しさを増す「Who's gonna die fiest?」もう格好良すぎる・・・!!


「果実味を残せ!Vieilles Vignesってど〜よ!」の歌詞「まだ果実味はありますか?〜Lemonの風も吹いてますか?〜香りますか?」
ってある。今日のライブもそう。果実味たっぷり。熟してるくせに青いところもあって、甘くて爽やかで、かと思うと危険な香りも漂わせている。30年もやってるバンドなのに!


 30周年記念本が4000円・・・すげ〜悩んだけど買わんかったが、やっぱ買ったほうが良かったかな〜。ともあれ、歌いすぎてちょっと声がかすれ気味の今日のライブでした。