タイムスリップは佐野史郎がいたバンド、の巻

 そう、それはブーニンの再演を見に行ったときのこと。客電が落ち、ブーニンが出てきて今度はちゃんと弾き始めたと思ったら、気がついたら1曲終わっていたのだ!! これがタイムスリップというやつかっ!! そんで、1回引っ込んで、また出てきての2曲目。おわっ、また気がついたら終わっている! 3曲目、自らの鼻息で気づく。あら、曲のたんびに寝てたのね〜。いびきが響かなかったかしらん(汗)。


 こりゃいかんと、休憩を挟んで第2部は目ん玉かっぽじって見てたけど、すごいね〜。鍵盤の上を滑るように、そして一滑りしただけなのに何十の音が鳴り響く。足でドタン、ドタンと床を鳴らしながら、音が塊となって後ろから3列目に座ってる僕のとこまでやってくる。


 こないだの件があったからか、アンコール3回。高速子犬のワルツは、もう犬も目が回ってフラフラになってそう。


 ステージにはピアノ1台と1人。これであそこまで聴衆を魅了するってのもすごいよな〜、と感心しきりの夜でした。