2つ目で見るのは最後だな、の巻

無事にチケットが取れ、今回は行けました。
茶店琥珀亭での大人寄席。
立川笑志さんです。
笑志さんを見るのは、これで3度目。今までの2回は
いずれも談志師匠の前座で、談志師匠待ち遠しさもあってか
いままで、あまりグッとはきてませんでした。


で、今回。
さらに恰幅がよくなって登場した笑志さん。


1席目は「壺算」。うむうむ、おもしろい(なんか偉そう)。
2席目が「厩火事」。おお、おもしれ〜。
しかも、ちょっといい感じにサゲを変えてきた。
本人曰く「お崎さん救済キャンペーン」とか言ってたけど、
たしかにこっちが人情味があっていい。


どんなんかと言うと、本来のあらすじはこちら↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%A9%E7%81%AB%E4%BA%8B


で、笑志さんは、先にお崎さんに
「まさか、お前が指でも怪我したら明日から遊んでて酒が呑めねえ、
なんて言うんじゃないでしょうね」と言わせておいて、
亭主が「おまえに、また皿は買ってもらおうかと思って」と来る訳です。


優しくなりすぎるので、けっこう好き嫌いが分かれるかもしれないけど、
聞いてて気持ちいい。まだこのサゲで数回しかかけてないそうなんで、
これから更にこなれていい感じになっていくでしょう。それがまた、楽しみ。


談志師匠も「つるつる」のサゲを、同じような雰囲気で変えてる。
立川流、毒も強いが優しいぞ!?


最後は「禁酒番屋」。
数年前、高橋酒造三遊亭鳳楽師匠の落語会でかかったのを
聞いたときは、あまりピンとこなくて、それ以来、あまり好んで聞く
ネタじゃなかった。でも、今日のそれはいい案配の軽さで、
楽しく聞けました。


結局何かというと、自分の中で笑志さんの株がグンと上がった
落語会でした。


4月には真打ち昇進。
6月にはアクロスで真打ち披露があるそうで、
これがまた豪華なメンバーなわけさ。
行かなきゃ行かなきゃ!