談志・談春落語会、の巻

昨日は「天神落語会・夢三夜すぺしゃる」の第二夜、
立川談志談春の会に行ってきました。
今まで全く見られなかった談春さんが
このごろ頻繁に見られて幸せです。


さて、最初に登場したのは談春さん。
「赤めだか」のヒットなどもあってか、談志師匠から
「調子に乗ってるぞ」ってんで出された宿題が45分で2席演ること。
「初めて高座に時計を持って上がります」と苦笑い? 
今日は何が起こるかさっぱり分かりません、と困りながらも楽しそうな
談春さんでした。
最初の噺が「替り目」。ケンカしてんだかじゃれてんだかの
面白夫婦の会話が目の前に広がります。
で、立て続けに次の噺へ。
「おしくら」
とにかく爆笑。あ〜、おもろ。


で、休憩のアナウンスもなくしばらく待ってると、
やってきました! 談志師匠。
あら、今日はバンダナしてらっしゃらない。


こないだの笑志襲名披露のときがあまりにも調子が悪そうで、
大丈夫かいなと心配してたけど、今日は元気元気。
のっけから相変わらずの危険な小咄を連発。
「中東に油売りに行ったのは俺くらいだろう」で、
がっつり観客のハートを鷲摑みにすると、調子がいいのか機嫌がいいのか、
延々と芸談と小咄を披露。そして、すっかり会場があったまったところで
始めた落語が「松曵き」。脱線と解説を繰りかえしながら、それでも
引き込まれるのが談志落語。殿と三太夫の粗忽っぷりに
異様な親近感を覚えつつも、すっかり笑わせていただきました。


噺が終わっても師匠は帰りません。
そこに談春さんが登場。あぐらをかく師匠の横でちょこんと正座の
談春さん。「勘九郎が「赤めだか」読んで涙ながしたってい言ってたから
「おめえ今まで本読んだことないのかい」って言ってやったよ」なんて
談志師匠に言われてました。


談志師匠がすっかり時間をオーバーして噺をしたらしく、
談春さんが力業でまとめて終了。


は〜、満足満足な落語会でした。