忘れなかったョ、の巻
今日は忘れませんでした。
柳家小三治独演会(@イムズホール)!
ちゃんと手帳にも書いてましたョ。
小三治師匠、音源は2、3聞いたことはあるのですが、
見るのは初めて。
さて、夏休みをとってイザ福岡天神へ。
今日の予定は
映画(『色即ぜねれいしょん』)→丸善→独演会。
と、駅前で献血をやってるじゃありませんか。
こないだ職場の近くであってたときは出張で行けなかったので、
これも縁と寄ってくことに。ただ、時間がギリギリ。大丈夫かなあ・・・。
案の定、終わったのは映画上映7分前。映画館まではちょっと距離がある。
赤十字の人の「休んでってください」の声をよそに、
映画館までダッシュ!
で、入ると同時に本編開始。ところが、座るところがナイ。
端の方の席が全部埋まってるのです。
仕方ないので立ち見。ツイてないな〜。
映画は、身もだえするような青春の記憶!
DT(童貞)スピリッツ全開の場面の連続で、
直視できない場面もしばしば(自分の中・高生時代の記憶が蘇る〜)。
恥ずかしいような、ウラヤマシイような、
切なオモシロイ映画でした。
本屋と楽器屋と洋服屋を流して、独演会の会場であるイムズへ。
前座さんは、もうすぐ真打ち昇進という柳家三之助さん。
演目は「道潅」でした。絵に描いたような落語家さんで、
丁寧な話しぶりなんですけど、普段自分が聞いている噺家さんが個性的すぎるのか、
おとなしい感じもしちゃいました。
さてさて、小三治師匠の登場です!
師匠はまくらの充実ぶりが有名ですが、
この日も、もうまくらっつーか、1時間以上かけて
糖尿病の話。
ここ数ヶ月で6キロ痩せた師匠。原因は
糖尿病で、散歩するようになったり食事に気をつけたりするように
なったことらしいんです。
で、勉強家の師匠、本を読みまくってて、
血糖値が上がる仕組みやら糖尿病になる原因やらを、
ことこまかに説明されました(もちろん笑わせながら)。
で、中入りですよ。ふえ〜。
かつてない落語会!
中入り後は、ちゃんとした(?)落語で「禁酒番屋」。
だいぶ前、地元近くであった落語会で、
別の人がやったそのネタがイマイチで、以来あまり好きではない
噺になっていたんですが、それを払拭できそうなおもしろさでした。
普通なら、ここで終わりなんです。
ところが、「禁酒番屋」が終わって拍手が鳴りやまぬうちに
「アンコールにお応えして」って「あくび指南」を始めてくれました。
師匠の登場は19時で、この時点で21時。
なんというサービス精神なんでしょう!
そしてなんと面白い「あくび指南」なんでしょう!
腹一杯満足させていただきました。
そして最後のアナウンス。
今日の演目紹介で、最初のまくら糖尿病の噺のタイトルを
まじめな声で「血糖値」とアナウンスさせ笑いを取るところも
粋でしたぴかぴか(新しい)
いやいや、充実した1日とあいなりました。
忘れずに行けて、ホッとしたよ〜。