忘れなかったョ、の巻

endoh-sun2009-08-19

今日は忘れませんでした。
柳家小三治独演会(@イムズホール)!
ちゃんと手帳にも書いてましたョ。


小三治師匠、音源は2、3聞いたことはあるのですが、
見るのは初めて。


さて、夏休みをとってイザ福岡天神へ。
今日の予定は
映画(『色即ぜねれいしょん』)→丸善→独演会。
と、駅前で献血をやってるじゃありませんか。
こないだ職場の近くであってたときは出張で行けなかったので、
これも縁と寄ってくことに。ただ、時間がギリギリ。大丈夫かなあ・・・。


案の定、終わったのは映画上映7分前。映画館まではちょっと距離がある。
赤十字の人の「休んでってください」の声をよそに、
映画館までダッシュ
で、入ると同時に本編開始。ところが、座るところがナイ。
端の方の席が全部埋まってるのです。
仕方ないので立ち見。ツイてないな〜。


映画は、身もだえするような青春の記憶!
DT(童貞)スピリッツ全開の場面の連続で、
直視できない場面もしばしば(自分の中・高生時代の記憶が蘇る〜)。
恥ずかしいような、ウラヤマシイような、
切なオモシロイ映画でした。


本屋と楽器屋と洋服屋を流して、独演会の会場であるイムズへ。


前座さんは、もうすぐ真打ち昇進という柳家三之助さん。
演目は「道潅」でした。絵に描いたような落語家さんで、
丁寧な話しぶりなんですけど、普段自分が聞いている噺家さんが個性的すぎるのか、
おとなしい感じもしちゃいました。


さてさて、小三治師匠の登場です!
師匠はまくらの充実ぶりが有名ですが、
この日も、もうまくらっつーか、1時間以上かけて
糖尿病の話。
ここ数ヶ月で6キロ痩せた師匠。原因は
糖尿病で、散歩するようになったり食事に気をつけたりするように
なったことらしいんです。
で、勉強家の師匠、本を読みまくってて、
血糖値が上がる仕組みやら糖尿病になる原因やらを、
ことこまかに説明されました(もちろん笑わせながら)。


で、中入りですよ。ふえ〜。
かつてない落語会!


中入り後は、ちゃんとした(?)落語で「禁酒番屋」。
だいぶ前、地元近くであった落語会で、
別の人がやったそのネタがイマイチで、以来あまり好きではない
噺になっていたんですが、それを払拭できそうなおもしろさでした。


普通なら、ここで終わりなんです。


ところが、「禁酒番屋」が終わって拍手が鳴りやまぬうちに
「アンコールにお応えして」って「あくび指南」を始めてくれました。


師匠の登場は19時で、この時点で21時。
なんというサービス精神なんでしょう!
そしてなんと面白い「あくび指南」なんでしょう!
腹一杯満足させていただきました。


そして最後のアナウンス。
今日の演目紹介で、最初のまくら糖尿病の噺のタイトルを
まじめな声で「血糖値」とアナウンスさせ笑いを取るところも
粋でしたぴかぴか(新しい)


いやいや、充実した1日とあいなりました。
忘れずに行けて、ホッとしたよ〜。