グエムル、の巻

 カーネーションのライブを見るついてに、映画「グエムル」を見に行く。韓国ソウルの中心をながれる大河、漢江に現れた怪物に娘をさらわれた父と父の兄弟と爺さんが、いろんなものと戦いながら、娘を助けるべく奔走する物語。

 巨大生物が登場する物語だから、たしかにその生物の造形も重要でしょう。今月号の日経エンタテイメント松本人志氏が「造形がイマイチ」みたいな理由で★が少なかったけど、言うほどイマイチでもないし、物語の核心がそんなとこにはないので全く気にならなかった。
 知人や、本来動くべき警察や国など全てが敵。ただ頼りにできるのは、娘を取り戻すために団結した家族。怪物との最後の戦いはあまりにも悲しい。

 ハッピーエンドってな訳ではないのでDVD買って何度も見るようなことはないだろうけど、それといい映画かそうじゃないかは全く別の話で、これはとてもいい映画でした。