カーネーション「Wild Fantasy Tour 2006」、の巻

 開演時間の20分ほど前に会場に到着。ドキドキしながら扉を開けてみると・・・いましたよ! 素晴らしきロック野郎(男も女も老い若いも野郎で統一)たちが。ざっと見渡して50人、最終的には70人ほどになったかな。前回よりも(たぶん)多いよ。やっぱ素晴らしいアルバムを作ると、ちゃんと人は来るんだな〜。

 定刻を少しすぎたころ、流れ出した曲はいつも通りの入場曲、フランク・シナトラ『夜のストレンジャー』。メンバー3人+サポートの西池崇さん(セロファン)が登場。おや、今回はスーツではない! 直枝さんが赤のテレキャスをギャンと鳴らして、至福の時間の始まりを告げる。
 
 関西出身のセロファン西池さんが「EDO RIVER」ならぬ「YODO(淀) RIVER」を披露し、会場爆笑。またベース太田さんも珍しくボーカルを披露。熱くなる会場、客のノリがいつになくすごい! 盛り上がりまくりで、直枝さんも、そりゃもう楽しそうに、時折笑顔を見せながらギターを弾きまくる。
 
 前回のライブのサポートはキーボードだったけど、今回のツアーはギター。どの曲も、これまでになく、荒々しく激しい。そして美しいギターのアンサンブル。アルバム「Wild Fantasy」を全曲演奏したけど、ギター2本とは思えない、いろんな音色が聞こえてきた。

 アンコールの最初の曲は、エレキギター弾き語りで「Angel」。ヤバい、鳥肌ものだ。そして最後はやはりこれ、「夜の煙突」。激しく熱い演奏に、客も腕を突き上げて応える。演奏が終わり、メンバーが去っても鳴りやまない拍手。ついにはダブルアンコール。終わったのは22時だよ。たっぷり3時間、しかしあっという間の3時間、ロックミュージックの真骨頂を楽しんだのでした。