奈良3日目、の巻

endoh-sun2007-10-28

いよいよ最終日。


バスで一路、法華寺へ。目指すは十一面観世音菩薩立像。
ちょうどこの辺の三寺で「佐保路の三観音、佐保路の秘仏と寺宝展」
ってのをやっているところ。
十一面観世音菩薩立像は、そのチラシの真ん中におわします。
で、本物はそのチラシよりずっとかっこいい。きりりとした男前。


次に、すぐ近くの海龍王寺へ。なんと、みうらじゅん氏からの献酒がある!
そう、ここは氏曰く「イケ住」の寺。
「イケ住」とは「イケてる住職」のこと。
そのイケ住は、毛布を膝に掛けて入り口付近に座っていらっしゃった。
嫁さんは、バッチリサイン(朱印帳ね)をもらっていた。
ここ海龍王寺で拝観したのも十一面観世音菩薩立像。昭和28年まで秘仏
だったってことで、色がよく残っててとてもきれい。


さて、そろそろ昼食の時間。
バス移動し、奈良女子大学横の道をてくてく歩いて、「らんる」
という、町家を改造したパスタ屋さんへ。


ま〜、ここが多いのなんのって、
片手に「SAVY(雑誌の名前)奈良特別号」を持った女性が、
次から次へと集まってくる。とりあえず名簿に名前を書いて、近所の転害門
やらぷらぷら回ってたんだけど、戻って聞いてみると
「まだ1時間以上かかります」とのこと。
今日はラストデイだぜ! そんなに待ってられないぜ!
ってな訳で、「らんる」に見切りを付け、途中の喫茶店で昼食をすませ
興福寺へ。なんと秘仏中の秘仏、本尊の聖観音菩薩立像が公開
されているのだ〜!


と、その前に、興福寺といったらここも見ないと!
国宝館に入り、阿修羅像とご対面。表情や手の絶妙なバランス、立ち姿に
うっとり。乾闥婆像は頭をかじられているようだ、とは嫁さん。
天燈鬼ちゃん、龍燈鬼ちゃんもかわいー♪


さて、いよいよ本尊へ。土塀だったところを入り口に改造し、
庭に通路をつくって本堂まで行けるようにしてある。
遠くに小さく見える聖観音。はは〜、これが興福寺のご本尊か〜。
生きているうちにもう一度見る機会は果たしてあるかいな、
って感じなので、穴があくほどじろじろと見る。
何となく、海龍王寺の十一面に似た感じ。


興福寺は、創建当初の伽藍復興のための大工事やってるもんで、
普段見せないご本尊まで引っ張り出してきちゃった。
「ご本尊さま、財政難のおり、建築資金を集めるために
ぜひともいっちょ、力を貸してくだせ〜」ってお願いしたんだろうな〜。
お寺の復興もたいへんだ。


奈良に行くと、いつも必ず見る興福寺五重塔。いろんなお寺にあるけど、
雰囲気といい立ち姿といい、ここのが一番いい感じ。
青空にも映えます(写真右)。


そんなこんなで、今回の奈良の旅も終了。
帰りの飛行機は窓がない席で、離着陸寺は真正面にキャビンアテンダント
さんが。う〜ん、ドキドキ。


晩ご飯は地元の豚骨ラーメン屋へ。どこへ行っても旅行帰りは
豚骨ラーメン。帰ってきたことを味覚嗅覚から実感します。


さて、次はいつ奈良に行こうかな♪