奈良2日目、の巻

endoh-sun2007-10-27

さて奈良2日目の27日。
台風接近のため、天気悪しです。
午前中は法隆寺を攻めました。奈良には何回も来ているのに、
実は初法隆寺です。


修学旅行生がた〜くさん。なるべくかち合わないよう、タイミングを
見計らって動いていたんだけど、ぜんぜんダメでした。
小中高生をかき分けながら、広い法隆寺をうろうろ。


夢殿では、救世観音が特別開扉中。わっほう♪
狭い格子の外から暗い中をじっと覗く。なかなか見えずにいたら、
無遠慮に照らす懐中電灯の光が。
え〜っ、そんなことしていいの〜!?


見れば、観光ボランティアの人が懐中電灯を照らしながら
子ども達に説明している。そんで、僕らを押しのけるようにして
「は〜い、見てごらん」だって。


子ども達に仏像の説明するのはいいんだけどさ〜、
ボランティアってのもいいんだけどさ〜、
懐中電灯は、たしかにお寺に備えてるのもあるんだけどさ〜、
なんだかいろいろ興ざめ。


つ〜か、これは法隆寺がそれでいいのかって話だけど、
仏像を照らすために懐中電灯備えてるとこって、ここが初めてだよ。
なんか、ものすごいがっくりするわ。


そんで、百済観音堂へ行っていろいろと展示物を見て、
次の部屋へと行こうとすると・・・
左手に、うすい光に照らされて立つ百済観音のお姿が・・・。
あんましきれいで、しばし見とれる。
ちょうど出る前ごろに発売された雑誌「日本の仏像」が
この百済観音だったけど、写真とは全然違う。細長い体、長い腕、
柔らかい肩の線。飛鳥仏といえば、なんだか四角いイメージだけど、
この百済観音は、なんでこんなにすらっとしているんだろうと思う。


あんましきれいなんで、一回全ての展示物を見終えて
もう一度見に行く。最初の感動をもう一度と、その前の部屋までもどって
再び何気ないつもりで左手を見上げると、
百済観音の顔を照らす懐中電灯の光。・・・がっくし。


次に見たのは、中宮寺の菩薩半伽像。
全身黒な上に、頭に丸いポッチが2つついてるんで、
嫁さまは「ミッキー仏」と呼んでいる。
優雅に指を頬にあてて微笑む表情にうっとり。


昼飯に、雑誌に載っていたとある食事処へ行ったんだけど、
なんだか隣の部屋からカラオケの歌声がガンガン鳴り響いて、
定食の内容もむにゃむにゃ何だかな〜でした。


市内に戻るバスで、前の席のおじいさんがいきなり
後ろをふりむいて、外の景色を指さしながらいろいろ
史跡などの解説をしてくれました。サンキュー、じいさん!


奈良町をぶらぶら。
遊中川って店で竹製の筆ペンを買ったり、和琉SO創って店で
こんなTシャツ(写真)買ったり(他にも良い柄のTシャツがいろいろ
あった〜。次行ったとき買おうっと)。


さあ、だいぶ時間も遅くなった。人もだいぶ減ったろう、と
いよいよ最大の目的である正倉院展へ。
テレビや新聞で見たけど、日中は相当多かったみたい。しかし、
我らが読み通り、なかなか良い具合に人が少なく、割とゆっくり
見ることができました。
今回は、布や紙が多かったかな。いちばん良かったのは「墨絵弾弓」。
丸玉をはじいて飛ばす遊戯用の弓だけど、当時の民間芸能の絵がみっちり。
こんなちっさい絵、よく書いたもんだよ。


晩ご飯は、ます串揚げの店に行き、1杯やりながら
豚肉揚げやらミニトマト揚げやらをもりもり。
豚足が冷えてて、豆板醤みたいなソースにつけて食うのね。
いつもこっちて食ってるのと全然違うんでびっくり。


次にいつものおでん屋に行き、1杯やりながら
ダイコンやら厚揚(絶品!)やらをもりもり。

眼福満腹の奈良2日目でした〜。