真打昇進おめでとうございます、の巻

endoh-sun2008-06-02

立川笑志改メ立川生志真打ち昇進披露落語会。
場所はなんとアクロス福岡シンフォニーホール。
オーケストラのコンサートとかで行ったことあるけど、
落語では初めて。
前回は喫茶店での落語会だったのに今回がこれとは・・・。
1800席が10分で売り切れたってんだから、
さすが地元出身、みんなに愛されてますねぇ。
しかも今回は、出演するメンバーが凄いのです。


前座さん(志の輔師匠の弟子の志の吉さん)のあと登場したのが、
名著「赤めだか」出版の記憶も新しい立川談春師匠。
出演者が多いせいか、宮戸川を途中まで。生き生きとした気持ちの良い藝でした。


次が立川志の輔師匠。は〜、こりゃ幸せだわい。
名作「バールのようなもの」を披露。爆笑です。
志の輔師匠には、福岡にどんどん来てもらいたいと切に願います。


3番目は立川左談次師匠。ちゃきちゃきっとした気っぷの良い感じで
浮世床」を演じてくれました。


座布団の脇にお茶碗が置かれました。
これが出たならそう、談志師匠の登場です。
会場からは、これでもかと割れんばかりのどでかい拍手。
しかし、なんということでしょう!
なんとも辛そうな声。なんだか病気ということで、
すごいかすれてらっしゃる。それでもいくつかの小話と
「ぞろぞろ」を演じてくれました。
8月の談春・談志2人会までに治ってるといいなぁ。


中入りのあとは、全員と、博多座に出演中の市川左団次氏をゲストに
真打ち昇進披露の口上。
談春師匠を司会に、わきあいあいとした楽しいお披露目。
談志師匠の音頭で3本締め。


三増紋之助師匠の曲独楽(トトロネタは秀逸!)のあと、
いよいよ生志さんの登場。
ネタは「らくだ」でした。
真打ちになって初めて聞くネタは、
喜びと自信、そして地元ならではの安堵感に満ちあふれるものでした。


20年という長い年月が必要だったということだけど、
その分だけ、他の落語家が持たないいろんなものを手に入れているはず。
これからも頑張ってほしいと願っとります。


とりあえず9月にイムズホールで独演会だってから、
行ってみようかな。


帰りに花を配っていたので、いただいて帰りました。
あざっす!